君臨すれども統治できず
引き続きAgile行脚中。昨日はシステムコンサルティングのベテランと「なぜ、日本の企業ではシステム部門やCIOがぱっとしない所が多いのか」を議論してきた。
システム部門
- 「要件決定権限なし」「予算権限なし」
- じゃあ、なんのために存在するのよ?
- 答: 高級伝書鳩 (現場部門とSI業者の間をつなぐ役目)
CIO
- 「先日まで営業部長だった人がCIOに」
- なぜ?
- 答: 社内牽制
君臨すれども統治できず
- 上記のような状態になるのは、システム部門の独断専行を吉としない集団意思決定体制のせいではなかろうか
- だからこそ、システム部門にはシステムのプロを配属しないか、配属しても権限は与えない
- しかもトップにはシステム部門暴走防止のためのお目付け役が...
- これではリスクとって新しいことに挑戦する気にもならない
- 仮にシステム部門が新しいことを提案したとしても、現場は色々理由をつけて反発する
- そもそもCIOはシステム部門暴走防止のためのお目付け役だから、現場部門を説得するはずもない
- かくして業務改革とかBPRとかいった言葉は空回りし、旧態依然とした業務やシステムが生き残る
- 投資効果などでるはずもない