米国企業倒産増加中

Commercial bankruptcies soar, reflecting widening economic woes

  • 2008年第二四半期の企業倒産は15,471件
    • 第一四半期に比べて17%増加
    • 前年同期比で45%増加
  • 2008年前半に倒産した企業は約29,000
  • 倒産には至らなかったが、解散・廃業した企業数は6万〜9万件と推定される
  • これらのほとんどは従業員100名以下の小規模企業。
    • 余裕がない分、景気後退に弱い。
  • 倒産企業の20%はカリフォルニア州。第二四半期だけで3,141件
  • 次に多いのはテキサス。1,168件。
  • 以下、ミシガン(702)、フロリダ(635)、ニューヨーク(618)、コロラド(547)。
  • 倒産は景気遅行指数であり、まだまだこの勢いは続くと同記事は予測している。

おまけ

この記事には倒産に追い込まれたペット屋さんの話が紹介されている。このペット屋さんが、中小企業への救済策案(総額100億ドルの緊急融資)について、ばっさりと斬っているのに感動。

"I think most of the business problems are not simply market-driven, they're operational. So there's a mix. Throwing more money at a poor operation means you just spent more money, but the operation is still poor."

→すぐに救済策を求める大銀行のCEOに聞かせてやりたい。

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アメリカでも格闘技を通じて規律を学ぶという考えはあるらしく、空手、カンフー、テコンドーなど等の教室をよく見かける。総称は「マーシャルアーツ」。

が、この5月だけで3200のマーシャルアーツ教室が閉鎖に追い込まれたそうな。

上述のペット屋もそうだけど、生活が厳しくなってきたら「なくてもよいもの」から支出を切り詰める。格闘技なんてのは、確かにその最たるものかも。