シリコンバレー経済事情

Mish: Schwarzenegger Needs To Face Reality: California Is Insolvent

カリフォルニア州の財政事情が刻々と悪化しているお話。日本と違って自治体は安易に地方債を発行して借金することが許されてない。そこでターミネーター知事は「宝くじ」や「賭博場(カジノ)」の売上を担保に借入を行うことを考えているみたい。

でもねー、ラスベガスの急激な経済落ち込みを考えると、この経済状況でカジノに喜んで通う人ってどれくらいいるのかね...

まあ、それはよいとして。問題は、Mishが引用しているSan Jose Mercuryの記事だ。

Silicon Valley unemployment rises

  • カリフォルニア全体の失業率は
    • 5月...6.8%
    • 6月...6.9%

シリコンバレーにも景気後退の波が到達したのかな、と思わせる数字。

他の指標

以前シリコンバレーで働いていて、今も頻繁に日本から出張してきている人の話によれば

  • 今年1月のシリコンバレーは2000年を思わせる雰囲気だった。バブルは崩壊したけど、まだ「頑張ってるぞ」という雰囲気あり。
  • そして3月に再び訪れたときは2001年を思わせる雰囲気だった。ちょっとまずいかなー、という雰囲気が漂いはじめた。

これは自分が自転車通勤しながら横目でみている自動車渋滞のひどさとも合致する。年明けから4月までの間に、一度急降下があったのは間違いない。

ただ、技術職がどれくらい影響を受けているかというと...まだまだそれほどでもないような。自分独自の景気指標BBBI(Bayarea Bike Bum Index: 平日昼間に自転車トレーニングばかりしている人の数)は、ネットバブル崩壊後のそれにくらべれば、まだまだ低い。