放物線
チャートマニアな俺様はフラクタルな模様を描いてうねうねと動く株価も好きだが、放物線的に上昇した曲線が「はじける」のを眺めるのも粋なものだ、と思っている。*1
- 7月5日「石炭価格急落」で取り上げた石炭のその後。週足。
- 石炭も原油も6月末〜7月頭が放物線の頂上だったようだ。
- 燃料だけでなく、農作物関連株も放物線を描いた。肥料関係大手のPotash週足。
- 放物線的な上昇を維持するのは難しい。我らがAppleもその例外でない。
そして今日、かなり衝撃的な放物線チャートを見つけた。
Naked Capitalism: naked capitalism: Bernanke Tells Congress Economy Will Contract if Bailout Bill Not Passed
こちらの元画像を転載。
- これはアメリカが抱える負債(国債やGSE債、社債など)総額の対GDP比率
- 2008年3月時点で3.5倍
- 昨年夏以降の信用収縮過程でも、借入れ比率を増やしつづけていたことに注目。しかも放物線的に。
- そしてこれらは海外からの借入れに頼っており、米国民一人当たり$1000借りていることになるそうな。
- その上で、今回のポールソン「救済案」は米国民一人当たり$2000。
- そんなに気前よくお金を出してくれる国があるのかね?
- あるね。日本。
- このタイミングでの福田首相の唐突の退任と、財政拡大主義の麻生さんによる後継ってのは偶然なのかね?
*1:当事者でない限り