Salesforce Chatter

流行りらしいので試してみた(棒読み

Chatterは「企業内部向けTwitterのパチもん、ただしIT部門による管理不要・管理不能」と思えばよかろう。まあ、社内チャットサーバなんてものは多くの場合社内有志が勝手に立ち上げるものだろうからIT部門が管理する必要がないのは当然だが、トラフィックを監視することでそいつを発見し、停止廃止に追い込むことも可能である。

だがChatterの場合はその物理的サーバが社外に存在する、というあたりが肝なわけで。そして申しこめば即使える。サーバの設置作業ゼロ。クラウドバンザイ(棒読み。

IT部門は社内からChatterへのトラフィックをProxyで監視・記録したり、あるいは通信を閉塞することもできるかもしれないが、携帯や社外・自宅からのアクセスまでは止められない。結果、IT部門は自社社員が独自に構築する社内コミュニティを指を加えて見守ることしかできなくなる。その中でどんなやりとりがなされているのかは全く把握できない...

素晴らしい!

Chatterは大企業にありがちな、「社内の風通しが悪い」状態をぶち破るのにとても良い道具かもしれない。

とはいうものの...

不便な部分もまだまだある。

まず、通信可能な範囲を「登録者のメールアドレスのドメイン名」で仕切る点。hogehoge.co.jpとhogehoge.comは系列法人であってもChatter上でお話しすることは(どうやら)できない。

クライアントプログラムもなんだか貧弱。とりあえず「一人一アカウントでよかろう」で作られているのが見え見え。同一事業体が複数ドメインを持っている事は想定されていないようだ。まあ、このあたりはChatterが普及すれば解決されていくのかもしれない。