あまり進歩がないのね

この発言をもとに、groups.google.comで調べてみた。以下のようなスレがあったなぁ、と。

プルトニウムの毒性とは、「飲んだら即死」みたいな科学的な毒性なのか、体内に吸収されたら確実にガンを引き起こすような毒性なのかの議論。ちなみに、以下の発言から始まっている。

昨年中は,私の質問に対しさまざまな御意見をいただき
まことにありがとうございました.
もう話題も尽きたようですので,とりあえずお礼を申し上げておきます.
#それにしても,最近記事が投稿されないので淋しいですねぇ.
プルトニウムのこととか問題はたくさんあるのに...
ちなみに,原子力発電をやらなくても電力は足りるということを
聞いたことがあります.もしほんとなら,無理して高速増殖炉
金をつぎ込むことないんじゃないかなぁ.
(電力が足りないとしても,原子力は使ってほしく無いけど.)

これが1993年1月20日。そしてスレッドの終了は2月16日

始末出来るか原発放射能
1989年11月11日発行
「科学者による国際平和週間」筑波委員会編
株式会社STEP
です。これは、放射性廃棄物処理に関してコンパクトに分かりやすくまとめら
れていて、いい本です。
もう1つ放射能放射線障害関しての古今東西のデータを元に作られた非常に
詳しいデータブックがあります。以前は手もとにあったんだけど、僕が持って
いても、活躍しないので、人に渡してしまいました。ちょっと書名は思いだせ
ない。

この間、様々な発言があるわけだけど、気づいたのは「俺の持っている情報は正しい。お前のは間違い。」みたいな、果たして議論と呼べるかどうか微妙な言い争い。で、これって実は昨今のTwitterにおける原発議論(?)の御先祖様みたいなもので、基本的な流れはあまり変わってない。字数が140になっただけ。ああ、あまり進歩してないのね、というのを実感。

こんな話もありました

プルトニウム電池搭載で打ち上げた人工衛星が、重力スイングの計算をミスって地球に逆戻り。大気圏に大量のプルトニウムが撒き散らされ、1999年7月に人類は滅亡する、という妄想。まあ、のどかな時代でした。