資産価格上昇は良いことなのか?

中々考えさせられる記事。リフレーションとやらで景気回復などと唱えていた人には是非元記事を読んでいただきたい。

Reformed Broker: The False Hope of Higher Prices

Blackrockのポートフォリオマネージャが「Why do we want home prices to rebound in the first place? (なんで住宅価格の反転を期待しているんだろう?)」と語ったことが紹介されている。

既に家を持っている世代はその価格が上昇することに文句はないだろう。だが、これから家を買う、あるいは借りる「次世代」はどうか? なぜ彼らは社会に出て間もないうちから、生活基盤に大金をつぎ込まなければならないのか? 住宅価格が下落すれば、「これからの世代」は生活が楽になるのではないか。

This is increasingly becoming an Our Economy versus Their Economy story.

つまりこれは世代間における所得移転の話なわけだ。リフレーションを主張している人達は、暗黙のうちに「これからの世代」から「既に資産を持っている人達」への所得移転を強制せよ、と言ってるわけである。未来にツケを回す、とも言えよう。

原発のゴミ片付けも同じ構図なんじゃないかね。