明日4日は米国中間選挙。

  • 連邦下院
  • 州知事・副知事・司法長官・州務長官・その他州の要職
  • 州上院
  • 州下院

上記の選挙と同時に、州や自治体の条例に関する可否も投票する。カリフォルニアの場合以下の法案が挙がっている。

Prop 2 州予算安定化に関する法案
→州税の半分を債務返済に当てることを義務付ける法案。

Prop45 医療保険業者の料金改定に関する法案
医療保険掛け金等の料金変更は事前に州による承認が必要とする法案。

Prop46 医師に対する薬物検査義務付け・医療過誤による賠償金上限引き上げ・濫用が懸念される薬物のデータベース化
→合わせ技法案なのでややこしい
(1) 医療過誤に対する賠償金を現状の25万ドルから110万ドルに引き上げ、さらにインフレ調整を加える
(2) 痛み止め等、濫用の可能性がある薬物の利用状況を州レベルでデータベース化し、処方箋を発行する前に医療保険会社がチェックすることを義務付ける
(3) 医師に対するアルコールや薬物の検査を義務付ける

Prop47 一部の犯罪に対する刑罰の軽減
→薬物犯罪や軽度の窃盗に対する刑罰を軽減し、州刑務所の予算を削減する

Prop48 ネイティブインディアンによるカジノ設置の可否
→カジノはカリフォルニアでは原則ご法度だが、原住民に対しては許可がでることがある。今回はNorthfork Rancheria居住区とMono IndianそしてWiyot Tribeの三箇所。

今ひとつ盛り上がりに欠ける中間選挙だが、争点はProp 45と46であろう。一見、我々納税者にとってありがたい法案に見えるが、医療保険会社や病院にとっては明らかなコスト上昇要因である。そのツケは結局は我々に回ってくることであろう。

投票時間は朝7時から午後8時まで。

自分にとっては初の米国における選挙。しっかりと権利を行使してみたい。