大統領就任

火曜日から米国の大統領はオバマ氏になる。「オバマ相場」みたいな現象はあるのだろうか?

まずは2001年のブッシュ就任前後を振り返ってみよう。

  • 就任前週に1276を付けてからS&P500は反転し、三週間ほど株価は上昇。
  • 就任後半月して1383の高値をつける。8.4%の上昇。
  • が、ここから三月に向けて下落。下落幅は21.8%。

株式市場は景気の先行指標なので、実はブッシュ当選が確定した2000年10月の時点で下落基調は始まっていたと思ったほうが良い。にも関わらず、就任式前から株価が(弱いながらも)反発したのは、「ブッシュ相場」に淡い期待をかけた人達が少なからずいた、ということだろう。

結果的には空売り筋に燃料を投下していただけだった、ということになる。

銀行救済

金融機関が株式相場の足を引っ張っているのは事実なんだけど、金融部門がS&P500に占める重みは随分軽くなってしまった。なので、金融機関救済による株価反発はあまり望めない。

masayangが今後を読む

  • 例によってネタ半分で読んでね。

  • S&P500は先週817をつけてから弱いながらも反発中。
  • 相場は(図は省くけど)10日移動平均以下銘柄数で見ると、やや売られすぎ。
  • 短期的な上昇余地はあり。上値抵抗線910くらい。
  • イスラエルが一方的停戦宣言。
  • 次期政権は銀行から不良債権を買取り、資本を注入する準備があるらしい。

→等など考えると、就任後の「ご祝儀相場」は充分考えられる。ただし、ブッシュのときと同様で、この「ご祝儀相場」は空売り筋にガソリンを注いでいるようなものではなかろうか。