Specialized SHIV Tandem concept bike

天井近辺は暖かいにゃー

元記事はSpecialized SHIV Tandem concept bike。二人乗りの6km TTとか、そんな競技を想定しているらしい。

Concept Bikeってことなので、まだ試作段階だろうけど、見た目の衝撃はすごいものがある。

写真1。全体像。カーボンモノコック風味。前側シートチューブがないのは、産声を上げた直後のKestrelを思い出させる。剛性大丈夫かいな、と... ダウンチューブに食い込んだ前輪が迫力を醸し出す。

写真2。なんでも「統合(Integrated)」。速度計まで埋め込みますかそうですか。

写真3。ディスクブレーキのケーブルもフォークの中を通す。

写真4。キャプテンとストーカの脚力は、シャフトドライブで伝達される。この写真で見ると、クランク位相がずれている... ま、Concept Modelということで。たぶん、走らない。

帰省先で経験したくない状況...

The Gazette: Air Comet grounded, stranding passengers

  • スペインの航空会社Air Cometが唐突に破綻。
  • 機材リース代金を払えなかったらしい。
  • スペイン政府が同社の経営を差し止め。
  • 社員600人を解雇の上、破産処理に移る模様。
  • 利用客数千人は旅先で帰路の足を失う羽目に。

→先日の英Flyglobespan破綻同様、あまり経験したくない話だなぁ。

  • これでも景気は回復していると思いますか?

地球温暖化・合意の捏造

  • 例のメール流出事件(Climategate)の真の重大さに気づいている人は少ない。
  • 仮説に合うようにデータを改竄したり、英国情報公開法に基づく問い合わせに違反して、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)宛のメールを破棄した、といった事実には注目が集まっている。(ちなみにどちらも真実である)
  • だが、本当に怖いのは政策に合わないような科学者達を黙らせるやり口。最近だと、EPA(環境保護庁)が二酸化炭素を公害と認定したような政策のこと。
  • 気象学に限らず、科学に於いては論文の査読が中立的であることが重要。
  • だが、イーストアングリア大、ペンシルベニア州大、および大気研究大学連合はこの中立性を破ってしまった。
  • 論文誌Climate Researchに、ペンシルベニア州大のMichael Mannおよび大気研究大学連合のTom Wigleyらの研究に反する二つの論文が掲載された。
  • ひとつは2003年のハーバード大学スミソニアン宇宙物理学センターWillie SoonおよびSallie Baliunasらによるもので、過去1000年の古気候を調査したもの。20世紀の気候はそれ以前より温暖化しているとは言えない、という結論。
  • 実際、中世温暖期(MWP)は20世紀よりも温暖だったというのが当時の一般的な学説だった。IPCCが90年代に出していた出版物にもそのように記述されていた。
  • が、1999年にペンシルベニア州大のMichael Mannが有名な「ホッケースティック」論文を地球物理学会誌(GRL)に提出。多変量解析の「魔法」と、疑わしいデータ重み付けを使うことで、中世温暖期とそれに続く小氷河期(16世紀から19世紀半ば)をなかったことにし、20世紀だけ異常に気温が上がったようにみせかけてしまった。
  • Michael Mann氏とTom Wigley氏は、私が2002年Climate Researchに寄稿した論文もお気に召さなかったようだ。
  • 私は、人間が引き起こす温暖化は地上の表層面にとどまるものであり、二酸化炭素が大気全体の温度を上昇させるようなことはない、と主張した。
  • Michael Mann氏とその仲間たちは、Climate Resarchの業務を妨害しようとした。Climate-Gate事件で暴露されたメールに、同氏による指示が残っている。

Perhaps we should encourage our colleagues in the climate research community to no longer submit to, or cite papers in, this journal. We would also need to consider what we tell or request of our more reasonable colleagues who currently sit on the editorial board.

Climate Research関係者には、GRLへの寄稿をさせないようにしよう。また、Climate Research関係者の論文の引用もご遠慮願おう。査読担当の人達に、もっと圧力をかけよう。

  • Phil JOnesやMichael Mannらが寄稿や査読をボイコットするという圧力をかけ始めてから、Climate Research編集委員会の半数が辞任した。
  • Tom Wigley, Michael Mann, そしてPhil Jonesらに歯向かう研究者達は、研究成果を発表することが実に難しくなってしまった。
  • これは私も経験したし、地球温暖化が穏やかになるという仮説を唱えていたアラバマ大のRoy Spencerも体験したことだ。
  • こういった圧力に嫌気がさして研究をやめてしまった人もいる。
  • このような「反体制派狩り」は地球物理学会誌(GRL)内部でも生じていた。
  • 温暖化に批判的だったエール大学のJames Saiers氏が追放され、その前後のやりとりのメールもClimate-Gateで暴露されている。
  • 「偏った」査読体制に甘えてきた研究者達は、基本的な姿勢すら忘れてしまう。
  • ローレンスリバモア国立研究所のBen Santerは、英国王立気象学会(RMS)の「論文作成で使った実データを提出すること」という当たり前な条件にケチをつける始末だ。Ben SanterはTom Wigleyの弟子。
  • こんな査読体制では研究論文の信頼性はなくなってしまう。
  • Tom Wigley氏は「温暖化に批判的な学者のいうことを聞くな。彼らはたいした論文を書いていない。」とメディアに何度も言ってるが、論文を受け付けない状況を作っておいて何を言うのか。
  • Climate-Gate事件の後、問題のCRUおよびMichael Mann, Phil JonesそしてTom Wigleyの立場は弱まった。
  • 米国環境保護庁(EPA)はIPCCの報告書に依存しているが、そのIPCCが拠り所としていた論文査読体制が信用できないとなったら、EPAの今後の政策決定にも大きな影響がでてくる。