Floyd Landis選手のタイムトライアルポジション

Amgen Tour of Californiaで観客の度肝を抜いたのは、Floyd Landis選手(Phonakチーム)が痩せて、もはやKid Rockと別人になってしまったこと。ではなくって、彼のTTポジション。まるで、リスCyclingnews.comにある別の写真。

プロローグでは距離が短かかったこともあって、そのポジションの効果は見えなかったけど、Stage 3(San Jose郊外のタイムトライアル)で二位のDavid Zabriskieにぶっちぎりの26秒差を付けて優勝してしまった!リス乗り恐るべし!

しかも、最後のSanta Teresa通り(約7マイル、ほぼ直線、平坦、向かい風)に来るまではDavid Zabriskieに20秒差をつけられていたという事実。つまり、この7マイル区間だけで45秒ひっくりかえしたことになる。リス乗り恐るべし!

Phonakチームでの風洞実験をもとにこのポジションが考案されたらしいんだけど、今年からこういうリス野郎を路上でたくさん見ることになるのだろうか...

リス乗りポジションまとめ

  • サドルは規定いっぱいに前にだす(UCIルールでは、サドルはBBの前方に設置してはならない)
  • そのサドルの限りなく前方に乗る。
  • TTバーは上方40度くらいに持ちあげる。
  • TTバーを握っている部分と顔をなるべく近付ける。これがリスに見せる最大要因。