Domain-Driven Design

あまり自転車ばかり乗っていると阿呆になるので、たまには勉強を。

Domain-Driven Design: Tackling Complexity in the Heart of Software

Domain-Driven Design: Tackling Complexity in the Heart of Software

オブジェクト指向システム設計で避けて通れない(けど、結構避けている)Domain Driven Designに焦点をあてた本。ざっと500ページあって、読み応えあり。実例は簡単すぎず、フィクションすぎず、まあ良い方かな。

「設計ありきの実装」という概念と正式におさらばするのに良い本。実装まで考慮しない設計はありえない。設計と実装は並行・反復的に行なわれるべし、と解く。XP/Agileはその端的な例。

でも、それって日本の保守的なシステム開発産業の構造とは相容れないものがある。上流と下流を切って分けないと、ゼネコンは成立しないから。そういうゼネコンの親元の自称技術者達に是非読んでもらいたいなぁ。

UMLJava、Design PatternやRefactoringに関する知識は、この本を読む際の助けになるはず。