だいたい賛成(Walmartを除く)

分裂勘違い君劇場に興味深い書き込み発見。以下、自分の考え。

システムを開発する目的は大きく分けて二種類。既存業務の効率化と、新しい付加価値の創造。[*1]

で、分裂勘違い君劇場で指摘されているのは後者のほうで、やってみないとわからない世界にウォーターフォール開発的考えを持ち込むのは無理があるのは確か。

でも規制産業とか保護化にある産業とかは、そもそも経営を変える視点が欠落しちゃいがちなので、どうしても既存業務の効率化に走ってしまう。これだとシステム導入の効果には上限があるので[*2]、費用対効果を先に考えちゃう。「システム投資は年間売上の1%が上限」みたいな話が出てきて、The End。

規制緩和や競争原理が本当に導入されれば、こういった考えは通用しなくなり、分裂勘違い君劇場で言われているような時代は来るかもしれない。その時には、システム開発Agile、というのが常識となるはず。でも、そういう世界がわかってない人達が大企業の経営をしているうちは無理なのかなぁ...

もう一つ。AmazonGoogleがすごいというのは賛成できるんだけど、Walmartだけはねぇ... どーんと大規模郊外店舗を出店して、地元の商店を殺して、Walmartでしか買い物できなくする... ぎりぎりに給料下げてるから、ろくな従業員がいない。だから日々尿検査して麻薬や覚醒剤をやってないことを確認する必要がある[*3]... これが経営として正しい姿なのかどうか、あたしゃどうしても賛成できないんだよね...

おまけ: Walmartの実態(1)

*1:お役所のシステムみたいに業務の効率化はなく、付加価値も生まないで、ただ予算を消化するというのもあるが、ここでは除外

*2:日本では効率化で浮いた人の首を切りにくいことに注意

*3:自転車選手よりも悲惨だよ