Landisの反撃

土曜はホテルで倒れ、日曜は実家で親孝行している間になにやら動きが...

ランディス側が動き始めた。TBVからリンクされているUSATODAYの記事に注目。10月12日木曜日に、ランディスのWebサイトに今回の件の資料(PowerPoint形式)を掲載するとのことなんだけど、USATODAY紙はその資料を入手し、ポイントだけ紹介している。

  • LNDD検査結果(スライドからはA検体であることがわかる)の標本番号は、ランディスのものと合致しない。それを修正液で塗りつぶし、上から手書きでランディスの標本番号に書き換えている。
  • これはWADAの検査プロトコルに完全に違反している。本来は元データを一本線で消し、担当者の頭文字と日付を記録する必要がある。
  • 他にもいろいろ間違いがある。
  • LNDDがランディス以外の検体をランディスのものにすり替えた、とは言ってないよ。あくまでもLNDDの仕事がお粗末だ、と言ってるんだよ。[*1]
  • USADAはランディスの抗告を棄却したが、その発表資料の日付はテレビ会議より前になっていた。つまり、最初から結論は決まっていたことになる。
  • IR-MSでの結果が陽性だったというのも正しくない。なぜなら、4種類あるテストステロン代謝物のうちしきい値を越えたのは一種類だけであり、これだけで陽性と判断するのは容認できない。

なお、ランディス側が発表に踏み切るのは、USADAによる公聴会が数ヶ月は開催されそうにないことに加え、ランディス自身が公開を希望したためらしい。早い段階で全部公開して、何が起きているのかをファンに正確に伝えたいのであろう。

*1:すり替えた、って充分言ってると思う...