ソフトバンクモバイルのサイト
旧Vodafoneは、ソフトバンクモバイルとなったのだそうな。たしかにhttp://vodafone.jp/ につなごうとすると、http://mb.softbank.jp/mb/ に転送される。赤が基調だったWebサイトは、黒と灰色中心に模様替えされている。が、このサイト、使ってみればわかるがVodafone時代のをスタイルシートだけ変えて流用した代物である。
Vodafone時代から出張中に使うプリペイド携帯を使っているが、その料金追加メニューをこのサイトから探し出すのは至難の技であった。そしてそれはmb.softbank.jpになっても全く変わってない。入口ページの【Prepaid Service】をクリックし、左メニューの【料金の追加登録をする】を選択。すると、【プリペイドカードによるリチャージ】【金融機関での振込によるリチャージ】【クレジットカードによるリチャージ】の選択肢がでてくる。[*1] Webから料金追加したいのだから、【クレジットカードによるリチャージ】を選ぶ。すると、なんか長々とした操作説明みたいなのがでてくる。
そう。この画面、実はオンラインヘルプなのである。しかも、実態を反映していない。最初の操作が「mb.softbank.jpより【プリペイドオンラインリチャージ】をクリックします」となっているが、mb.softbank.jpにはそんなリンクなどない。よくよく見ると、その説明の下にあるロゴが料金追加画面へのリンクとなっている。 ならば素直に「下記【プリペイドオンラインリチャージ】をクリックします」とでも書けばよいのに。
次の難関が、アカウントの登録である。表示されるオンラインヘルプでは、「ユーザーIDとパスワードをお持ちでない方は『新規ユーザーID登録』をクリックしてください。」と書かれているだけで、その後の登録操作については言及されていない。実際にはその先に、「使用している携帯電話の種類を選択」という関門がある。選択肢は「ソフトバンク携帯（以前はVodafone携帯）」「プリカ、Pj、Enjormo」「その他」である。Vodafoneで買ったのだから、Vodafoneであろうと選択すると、ハマる。同様にソフトバンクで購入したプリペイド携帯であってもソフトバンク携帯を選択してはならない。この設定でID/パスワードを登録しても、確認のために必要なWebアクセス機能がプリペイド携帯には登載されていない。正解は「プリカ、Pj、Enjormo」の選択らしいのだが、それを知らされた時はすでに遅し。お気に入りのID「masayang」は無効となってしまった。
納得いかず、Vodafoneに問い合わせたのが2004年10月末。以下のような回答をもらった。
ボーダフォンをご利用くださいまして誠にありがとうございます。
お問い合わせいただきました件につきましてご連絡申し上げます。私どもでは、マイボーダフォンへ新規登録いただいたお客さまへ、
専用パスワードを付与しております。
そのため、新規登録の際に『ボーダフォン携帯電話機をお持ちの方』
を選択されたお客さまにつきましては、携帯電話機よりウェブサービスを
ご利用いただき、パスワードをご確認していただくようお願いしております。ご利用いただいている機種においてウェブサービスがご利用できない
という場合には、大変お手数ではございますが、弊社ホームページ内
マイボーダフォンの画面より『パスワードを忘れた方はこちら』
（赤いログインボタンの下）より、パスワードの発行手続きを行って
くださいますようお願い申し上げます。まずは、『ボーダフォン携帯電話機をお持ちの方はこちら』を選択し、
次に、画面下にございます『 パスワード確認ができないかた
（ボーダフォンライブ！非対応機など）はこちら』へお進みください。
こちらで、必要事項を入力していただければ、後日郵送にて専用パスワードを
送付させていただきます。「マイボーダフォン」については下記をご参照ください。
https://www.vodafone.jp/scripts/japanese/myvodafone/index.jsp今回、マイボーダフォンの登録方法について、お客さまに分かりにくい
ものであったことについては、深くお詫び申し上げます。
弊社といたしましては、お客さまよりのご意見やご要望を大切にしながら、
更なるサービスの向上に努めてまいる所存にございます。
今回ご指摘いただきました内容につきましては、お客さまからの
お声として承り、今後のサービス向上のため参考とさせていただきます。更にお客さまにお喜びいただけるよう努力してまいる所存に
ございます。今後ともボーダフォンをご愛顧賜りますよう
心よりお願い申し上げます。
通訳: クレームは受けつけたけど、対応しないからね。
ソフトバンクとして生まれかわったのなら、この使いにくいWebサイトもなんとかしてほしい。今回のスタイルシートのみの改造は、あくまでも暫定対応と信じている。
