iBike Pro欲しい!

SRMやPowerTapなどの出力測定装置は「高い」「重い」などの欠点を抱えていた。Polarは、チェーンにかかる力から出力を推定する機器を発表したけど[*1]測定誤差がすごくて市場には受け入れられなかった。
そんな中、去年のインターバイクで登場したiBike Proは、ちょっと視点が違っていた。こいつは

  • 斜度
  • 対地速度
  • 風速
  • 自転車と乗り手の重量

から出力を推定するという代物。対地時速20mph、風速30mphなら、向かい風10mphの中を一定速度で走ることになるので、斜度から必要な加速度がわかって、出力もわかる、と。

「それってどれくらい正確なの?」という疑問があったが、SRMとの比較データが以前所属していたチームのメーリングリストで流れていた。

後者はIEEEで働くオタクが測定した結果なので信頼度は高い。SRMと比較して2-3%の誤差におさまっている。誤差が大きくなるのはスプリント時にドカンと加速した場合で、SRMよりもかなり大きめの出力を表示するらしい。

とはいうものの

  • 軽い。58グラム。
  • 特別なハブやBB不要。なのでピストにもつけられる。
  • SRMやPowerTapに比べると安い。本体は$399。

という特徴は「買い」。

*1:チェーンを使ったエレキギターと思えばよろしい