エンタープライズな人にAgile開発を紹介する時の典型的な反応

それって100人も200人も必要な大型開発には適用できないでしょ?

なぜ100人も200人も必要となるかの理由がわかってない。どうしようもなく非効率な開発手法を、どうしようもなく非効率な(低賃金で低スキルな)開発者に任せるから100人も200人も必要になっている、という事実をエンタープライズな人達はしっかりと認識するべし。[*1]

銀行や証券のように複雑で、要件を記述しきれないようなシステムには適用できないでしょ?

要件を記述できないのなら、どうやってもシステム開発はできないと思うのだが... 仮に複雑すぎて全部を一度に確認できないとしても、Agileなら「わかっていて、なおかつ重要な要件から」順次開発できると思うんだがね...

優秀な人を集めれば、そりゃ生産効率はよくなるよね

ってことは、あなたの会社では優秀じゃない人達を集めてお客さんから高い金をふんだくっているわけですね。


今回話をした米国人Agile開発者の経験談を聞くと、エンプラで100人規模だった開発は、5-10人のAgile開発体制で充分回ってしまうし、むしろ短期で開発できてしまうという。自分はそこまでの規模のAgile開発をしたことはないけれど、まあだいたいそんなものだろうな、と納得はできる。Agile2006で聞いた事例でも、そういうのが多かったし。

*1:だからこそ、高い値段を客にふっかけることができているのも事実だけどね(笑)