Fast Food Nation
Palo Alto Square(下記地図参照)でFast Food Nationを観てきた。原作(ノンフィクション)は何年か前に読んだことがあったので、映画でどんな風に仕上げたのかを見たかった。
ちなみに、この映画館の隣にはマクドナルドがある。映画の前にハンバーガーやポテトフライを買っておくと良いかも。先に映画観ると、もうマクドナルドでは食べる気になれないだろうから。
で、映画はドラマ風に仕上がっている。そして、肝心のハンバーガーについてはブルース・ウィリス扮するHarryの言ってることが正しいだろう。「大人になれ。肉に糞が混ってるのなら、ちゃんと焼け。」 BBQ風味にする添加物も、たぶん極微量だ。
映画版Fast Food Nationは、原作後半で書かれている不法移民に関する問題に焦点をあてている。彼等がいなければ、99セントのハンバーガーなんぞ作れない。映画では、「1パウンドあたり40セント」で挽肉が取引されていることになっていた。その価格を支えているのは、劣悪かつ棄権な労働環境で時間あたり$10で働く不法移民。精肉工場で命を失う者。手足を失うもの。疲労を忘れるために覚醒剤に手を出すもの。ほとんど使い捨ての世界だが、アメリカ市民達よ安心したまえ。彼等は次々と国境を越えてやってくる。それがこの映画のメッセージだろう。
Fast Food Nation: What The All-American Meal is Doing to the World
- 作者: Eric Schlosser
- 出版社/メーカー: Penguin
- 発売日: 2002/04/04
- メディア: ペーパーバック
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