女子ロード、去る人、戻る人...

去る人 Geneviève Jeanson 25歳

EPO検査結果の間違いが証明され、女子ロードレース界からの永久追放をまぬがれたJeanson選手だが、「名誉を回復しても、もうレースに戻ることはない」とCyclingnews.comのインタビューに答えている。長いインタビューだけど、いくつかの要点を挙げると:

  • レースに専念していた頃は、自分の時間がなかった。友人もなく、孤独だった。
  • 今回のドーピング騒ぎでレースに出られなくなったが、レストランの経営を開始。自分の人生を楽しめるようになった。
  • EPO検査の間違いが正され、ロードレースに戻れることになったが、自分はもう走らないだろう。もう孤独な人生に戻りたくはない。

彼女は自転車レースに専念していた頃を「No Life」という言葉で表現している。勝つ、という目標はあっても、人生としては何を目指していたかわからなかった、ということだろうか。趣味で自転車レースをやっている自分には理解できない世界である。

戻る人 Jeannie Longo 48歳

Cyclingnews.comより。

Longo signs with Austrian team

Jeannie Longo, 48 years old and the most successful woman cyclist of all time, has signed to ride for the 2007 season with the Austrian Graz Uniqa Team, the team announced Wednesday. Longo has won an Olympic gold medal, three victories in the Tour de France, 38 world records, 52 national championships, and 13 world titles.

ジニーロンゴ選手(48)がオーストリアのGraz Unigaと契約した、というお話。女子TdFで3勝。世界記録38本、フランス選手権52勝、世界選手権13勝。中野浩一も真っ青。

彼女は2001年のDinuba Criteriumで見かけたことがある。本拠地はフランスだが、なぜかカリフォルニアのクソ田舎のCriteriumに参加していた。あの時点で42歳だったとは...