NY Timesの記事を読んで

New York TimesJapan, Home of the Cute and Inbred Dog(日本、かわいい、近親交配な犬の国)という記事を読んでいろいろと考えさせられた。

昨日寄ったMega Webのペット屋さん。流行りのチワワが揃えられていたけど、その裏には上の記事にある写真のような遺伝子異常の子犬達がたくさん生まれているという事実を忘れてはいかんと思った。

この問題は半年くらい前にNHKクローズアップ現代でも放送されたようだけど、NY Timesの記事にあるように、稀少な柄には法外な高値がついてしまうというのが問題。米国では規定された柄以外には血統書は発行されない。それはあくまでも不良品(元記事ではDefective)として扱われる。遺伝性疾患を蔓延させないように業界が自己規制している。結果的に業界の繁栄につながっている。日本は目先の利益に走り、結果的に業界をぶち壊す道を走っている。

不良品であっても生きる権利はあるし、きちんと飼うのが飼い主の責任。でも、その不良品の子孫は高い確率で不良品となるのも事実。子孫は残さないようにするのも飼い主の責任となろう。そのためにも、飼ってるペットの遺伝子を検査するべきじゃなかろうか。そして、遺伝子異常のペットであることを初めて知ったら、販売元やブリーダーを訴えることも必要では。

参考にした記事: 遺伝性疾患