防御本能

今回の出張ではRailsで開発したモノ(と、その開発工程)を、いわゆる「保守的な」人達に見てもらう機会が多々あったのだけど、だいたい反応は一定。「これはすごい。でもね...」というやつ。その「でもね...」の後には、以下のようなコメントが続く。

  • 「信頼性とかはまだまだなんでしょ?」
  • 「性能はよくないんでしょ?」
  • 「セキュリティ面は大丈夫なの?」
  • 「開発者の確保ができないからダメじゃないの?」

要するに、何か理由をつけて拒絶するということ。その気持はわからなくもない。よくわからん新しいモノに手を出して痛い目にあうリスクを考えたら、今慣れているツールや手法で行く方が確実だし。

注意したいのは、こういう反応は過去に起きた技術変化の際にも常に発生していた、ということ。

  • メインフレームからUnix系に移行したとき
  • データベース技術がRDBにシフトしていったとき
  • J2EEとか.NETの類がでてきたとき

などなど挙げてたらキリがない。

同じような反応があったということは、Rails使う開発ってのは頭のカタい保守的な人達の防御本能を刺激する「何か」があるのかもね。