それはAgileでもSCRUMでもありません

知人から聞いた「Agile失敗事例」

  • とあるチームがSCRUMを試すことにした
  • 半月ごとのリリース目標を定め、プロジェクトバックログとスプリントバックログの計画をたてた
  • 最初の数回のスプリントは、「ケツに火がついた」感覚でどんどん仕事が進んだ
  • やがてスプリントでの作業積み残しが目立ち始め、計画からの遅れが顕著になっていった
  • 最終的にはSCRUMの適用を断念

これはAgileでもSCRUMでもなく、半月単位の捨て身攻撃という。

スプリントでの作業積残しが発生するのは

  • 想定していなかった作業が発生した
  • 想定していた作業の見積が甘かった

のいずれか(ないしは両方)に起因する。作業積残しが発生した時点で、その原因と対策(つまりは計画見直し)をかけるのがSCRUMであり、Agileであろう。