「初級シスアド」消える――情報処理技術者試験が大改革へ
ITSSねぇ
@ITの記事にはこう書かれている。
ITスキル標準や組み込みスキル標準、情報システムユーザースキル標準との整合化を図り、これらのフレームワークで導入されているレベル分けを情報処理技術者試験にも適用した。
ITスキル標準=ITSSね。こういう人達は、なんでこう「標準化」が好きなんだろうねぇ。とはいうものの、今まで一度もITSSをまじめに読んだことがなかったのでダウンロードしてみたよ。
- ITSS V2 2006 1部 概要編→57枚
- ITSS V2 2006 2部 キャリア編→63枚
- ITSS V2 2006 3部 スキル編→23枚
- スキルディクショナリ→40枚[*1]
まじめな話、読むだけで疲れた。担当者は文章表現能力が足らないね。もちっと簡潔に書いてみろっての。
それはさておき。
- 国(独立法人がやってるけど、実質は国でしょ)が職種や育ち方を定める
- 同じく、国がそれぞれの職種における必要な能力を定める
というのはすごい話だと思う。国策としてソフトウェア産業を見ている、ということだから。
でも、これだけ動きの速い業界を見て行くには、国という組織は大きすぎるのではなかろうか。それに職種や育ち方など、別に国が面倒見なくても民間で勝手に工夫できるでしょ。
もう情報処理試験なんかいらないのでは?
「大改革」っていうのなら
「情報処理試験はもうやめるので、後は民間で頑張ってね」っていうのが大改革っていうもんだろうに。
こんな試験制度のない国のほうがソフトウェア産業が伸びてきた、という現実をよく分析してほしいもんだ。
*1:スキルディクショナリってのは、誰かまじめに内容を検証したのかなぁ。コピペの嵐な気がしなくもない。