ファンクションポイントは胡散臭い

Ruby on RailsAgile開発したプロジェクトのファンクションポイント(FP: Function Point)を算出し、従来型開発と比較するという、もしかしたらすごく不毛かもしれない作業で終わった一日であった。
できあがったアプリケーションのFPを勘定するので、IFPUG法ってのを使った。この紙芝居が参考になる。

よくわからんのはILF(内部論理ファイル)の考え方。これはできあがったアプリケーションが実際にアクセスするテーブルなのか、それとも論理構成なのか、ということ。具体的にはここで話した、フラグ立ちまくりのテーブルなのか、それとも正規化したやつなのか

NESMA法のページをみる限りでは、IFPUGの概算法や試算法は正式カウントと相関があるから、おそらくフラグ立ちまくりの論理構成のほうであろう。そもそも概算見積もりの段階では物理的構成まで考えられないはずだから、ここをそろえないと話が合わなくなる。

次にわからんのが、あちこちにでてくる「係数」ってやつ。別名「さじ加減」。

そして...実際のテーブル(正規化されたやつ)から、わざわざ正規化を崩した論理構成テーブルにして、カラム数を数えたのに...結局、Tシャツみたいに「大・中・小」で分類するといういい加減さ。

さじ加減をいくつか試してみたけど、Rails+Agile開発のFP生産性は従来型よりも5〜10倍高くなった。でも、やっぱり胡散臭い。