Facebookの1.6%に$240M突っ込んだMicrosoftは阿呆
Microsoft's Facebook deal makes no senseという記事が面白い。
- MicrosoftはFacebook株式の1.6%取得に$240M(270億円)払った
- これは、Facebookの時価を$150億(1兆7000億円)と評価していることになる。[*1]
- Facebookの年商は$150M(171億円)でしかない
- これは年商$50000(560万円)の会社の時価を$5M(5.6億円)と評価するのと同じことである
- Facebookが爆発的に成長するのなら話はわかる。でも、Facebookは爆発的に成長してしまった企業であり、そろそろ成長限界は見えている
- Facebook登録ユーザの名簿を買う、と考えてもこの話は高すぎる。公称5000万人というFacebookの名簿に$240M払うということは、一人当たり$480(原文ではなぜか$300になっている...)。1999年のネットバブルの頃でも、登録ユーザの相場は$100だった。
- Facebookユーザだからといって、特に広告を出す価値が高くなるということでもない。彼らはただのブロガーかもしれないし、貧乏学生なだけかもしれない。
- 実はMicrosoftはGoogleに踊らされているだけなのかもしれない。GoogleはMicrosoftが意地になってくるのを承知で、Facebookへの出資価格を吊り上げていた、ということだ。
*1:$240M/0.016=$15000M