集中力測定

キーロガーを使って集中力を「監視」する … 集中力アップのためのツール案(解析編)なんてのを考えている人がいるのね。

商用製品では

商用製品では6th Sense Analyticsなんていうのがあるね。これはキーロガーではないけど、パソコン(Win/Mac/Linux)で動いているアプリケーションの挙動を監視してくれるらしい。で、管理サーバに集められた情報を集計して、どんな「仕事」をしていたのかがわかる、という代物。商用製品だけあって、開発チーム全体の集計をとってくれるらしい。ありがたい? 恐ろしい?

両刃の剣

場末アスリートとしては、この手のツールは「科学的トレーニング」とダブって見える。短時間で効率的なトレーニングを行う、という目的を達成するためだ。例えばインターバルトレーニングでは、筋力や持久力の向上に必要な負荷を一定時間かけて、その回復に必要な休みをとる。必要な負荷に達してなければトレーニングの効果はでない。充分な休息をとらなければ、疲れがたまるだけだ。きちんと管理しなければ、トレーニングにならない。

一方で、世の中の管理職の多くはこの手のツールを「サボらないための監視装置」として使うのではないか、という懸念も持っている。脳みそをに負荷がかかったら休息も必要だ、ということすらわからないくらい、脳みそを使うことがなくなったおじさん達ね。[*1] こういうおじさん達には、休息とサボりの区別はつかないであろう。

*1:そしてかなりの確率でメタボリック症候群にかかっていると思われる