実体はもっと悪い米国住宅市場

Bloomberg: Lenders Swamped By Foreclosures Let Homeowners Stay

住宅ローン借手破綻が多い地域では、抵当流れ(Foreclosure)処理が追いつかず、借手は返済を踏み倒したまま家に居座らせてもらえるという状況が増えつつあるらしい。

記事中には昨年7月を最後に返済を止めたが、まだ家に住まわせてもらっている人の話が紹介されている。

居座り期間中の「家賃」は丸々銀行が持つ事になるが、空家にすることで発生する清掃料や、家を荒らされるリスクを考えると、居座りもやむを得ないという事か。

そして、居座り期間中は抵当流れとして勘定されないから、統計上は「支払い遅延案件」にしかならない。でも、どこかの段階で「家主」を追い出す事になる。その時点で、立て替えていた返済分その他が損失計上される。

まだまだ金融機関の株価は荒れるでしょ...

ふと思った...

不払いでも住み続けられるという話が広まったら、返済で苦しんでいる人達は故意に支払い停止してくるんじゃないの??