Ted Spread

Ted Spreadは三月の峠からずいぶん低下した。

  • Ted Spreadの定義は「Libor3ヶ月金利と3ヶ月国債金利の差」。
  • Libor金利が徐々に下がり、国債金利が徐々に上昇したことで、Ted Spreadは縮小した。→信用危機が遠のいた、という説の根拠となっている。
  • そのLibor金利が不当に低く設定されている、というWSJ報道(4月16日)の続報。

Housing Wire: LIBOR Mess Promises to Squeeze ARM Borrowers

  • このアプリで各銀行がどれくらいLiborを低く抑えようとしていたかが分かる。Citi、もうだめなのでは?(笑
  • LiborはARM金利算出の根拠となるので、Liborを低く抑えることで「ARMリセット→あぼ〜ん」となる借手を救うことができる。(あぼ〜んの時期を遅らせているだけだが)
  • 一方で、金利を低くしたことで各銀行は1月から4月まで450億ドルの収入を失ったことになる。
  • Libor計算方法が変更されると、この「銀行による景気刺激策」は消えてしまう。
  • さて、どうなる?
  • あと、Liborが低めに設定されていたということはTed Spreadはそんなに縮小していない、ってことだよね...