和風Agile?

今回出張でも日本のお客さんにAgile開発を営業中。今日の活動を通じて実感したこと...和風Agileの必要性。

  • フィーチャ記述の手段
  • 契約

フィーチャ記述の手段

  • 米国だとレストラン(ファーストフードは除外)のメニューが文字だけで写真なし、というのは珍しくない。
  • 日本だとメニューの脇に写真が載ってるのは珍しくない。下手すると、蝋細工で作った三次元模型まで用意されている。
  • 一方、米国のレストランでは注文した料理が気に入らなければ、交換ないしは返品を要求できるし、事前に味見させてくれるところもある。
  • 日本のレストランで「注文した料理が気に入らないから交換ないしは返品」というのは、なかなか難しい。[*1]

こうして考えると、文章中心でフィーチャやストーリを記述する米国式は日本には根づきにくいのかな、と思った。最終形ではないけど、出来上がりを想像できる図表(画面見本や画面遷移図、業務フロー図など)を用意してあげた方がよいのかもしれない。もちろんその分、生産性は落ちるけどね...

契約

Agileラクティスの「契約よりも顧客との協調」というのは、上記「レストランでの交換・返品や味見」に相当することなのかな、と考えている。

じゃあ、「顧客との協調よりは契約の遵守」みたいな日本ではAgileは根付かないのか?

それはちょっと悲しすぎるのぉ。

(つづく)

*1:自分はやったことがあるけど