この先どーなるの?

荒れた一週間であった

  • もうちょっと下げると思っていたけど、まあこんなものか。
  • 30日は月末&四半期末。
    • お化粧買いがあるのか?
    • それとも投売りがあるのか?

金利


  • 上図は米国債10年および30年の利回り
  • 6月13日に利回りは最高値をつけて、以後低下中
  • これを見て思い出したのが、次の記事

Safehaven: Two Billionaires Describe Our Outlook

  • 2008年1月30日の記事。SocGenパニックとかFedの75bps下げとかがあった直後。

In 1928, the U.S. Treasury Bond similarly broke out of the channel and rose to a higher yield. This coincided with the end of 'easy' money which forced the deleveraging of the economy and concluded with the financial crisis of 1929-1932.

1928年にも国債の利回りが上昇する局面があった。結果、「安易な借入」の時代は終わり、経済はレバレッジ解消に向かい、1929年から1932年にかけての経済危機につながった。

で、上記記事にあるこのチャートのとおり、実際に1928年から1929年にかけて長期国債利回りが上昇した局面がある。

1929年に何が起きたのかは皆さんご存知のとおり。

  • 1929年にダウ平均株価は最高値$386.1をつけた
  • そこから1932年までに90%下落
  • 1929年高値を更新したのは、戦後の1954年
  • その間、資金は国債に逃げた
  • 結果、国債利回りは低下を続けた

今月13日以降の国債利回り低下が、1929年のそれと同じものかどうかはわからない。でも確かなのは「インフレ懸念があるのなら、国債利回りが下がることはない」ということ。債券やってる人達はデフレのにおいをかぎとっているのではなかろうか。

おまけ: Minyanvilleより(Fed Flying Blind... Still)

  • Fedのこの9ヶ月の活動を批判した良記事
  • 結論の一文が泣かせる

I believe the lower repricing of equities will be necessary to finally force the correction in crude.

原油の価格を下げるには、株式の価格も下げる必要がある。

Buckle up...