中国...
Winter Watch: The China Hot Money Scam より
- 中国政府は海外からの直接投資を認めていない。
- 海外の投資家は、中国の貿易相手との取引額を水増しすることで「投資資金」を中国に送り込んでいるらしい。実際の取引額と支払額の差分を、投資資金としちゃうわけね。
- これが事実なら、中国の貿易黒字額は現実より多く発表されている事になる。
- 中国の貿易黒字額が水増しされているのなら、人民元も過大評価されている可能性がある。
で、どうやら中国の経済は既に下降期にはいっているらしい。
これらの事実を客観的に示しているのがWintersも引用しているDry Bulk Shipping Indexのチャートだ。こちらに引用元ページがある。
- Dry Bulk Shipping Indexとは輸送用船舶が運ぶコモディティ(石炭、鉄鉱石や穀類など)の価格合計。多ければ世界的に貿易は盛ん、少なければ貿易は停滞、ということになる。
- 7月はまだ始まったばかりだから落ち込んでいても気にしないように
- でも6月の落ち込みは気になるね。
中国が外貨を溜め込んだ手段は貿易金額水増しだけではない、とWinterは突いている。
- US$を借りて、コモディティを買い込み国内備蓄する
- US$を借りて、不動産投資にぶち込む
で、前者は世界的なコモディティバブルを引き起こし、後者は中国国内(特に上海あたり)の不動産バブルに化けている、と。