Mr. Practicalの指摘

Minyanville: The Big Picture by Mr. Practical

上記記事でMr. Practicalが指摘していることをまとめてみた:

  • FedはTAF等を通じ、「不良債権」を担保に各金融機関に資金提供する所まで追い込まれた
  • そのTAFも限界はある。
  • そこでSECは空売り制限で株価が上がりやすい状況を作った。
  • それに乗じて株式発行することで、金融機関はFedに頼らない資金調達の道が開ける。
  • そして、そうやって得た資金でTAFに預けた担保を買い戻させる、と。

これでFedの台所事情はよくなるけど、よく考えると「持たざるものから持てるものへの資金吸上げ」だよね。議会での議論など不要だから、税金投入よりも手っ取り早い。株を買って資金を提供する側は「株価上昇」の夢を見ることもできる。うまく立ち回れば、実際に儲けることもできるだろう。昨日のメリル株価をみればわかる。$22.5で買って$26で売り抜けた人、おめでとう。$26で買った人は...まだ当面大丈夫...だと思う。

問題は...この手段をいつまで使えるか。株価が再び下落したら、増資に応じる投資家はいなくなってしまうのでは?