受託Agile開発企業
Agile2008に出展しているIntelliwareは、受託でAgile開発をする企業。やればできる、ってところか。
ただし顧客側もそれなりに心得が必要だそうな。
例えば初期見積りが「6ヶ月・100万ドル」だったとしても、Agileではその通りにならない可能性が高い。もっと短期間・低予算で終わるかもしれないし、その反対かもしれない。
従来手法なら、
- 開発側は顧客を6ヶ月待たせた挙句に「ごめんなさい」する可能性有。
- あるいは、6ヶ月後に強行納品して、その後に発生する問題への対処で開発側・顧客双方が疲弊する可能性もある。
Agileだと、最初の1〜2ヶ月で当初見積りの成否を掴める。なので、早い段階で「納期を遅らせるか、予算を積み増すか」の判断を顧客にあおぐことができる。
当然、顧客側が納期や予算にある程度幅を持たせる準備をしておく必要があるわけだ。「6ヶ月・100万ドルでやると言ったじゃないか」と開発側を詰める文化ではAgile開発発注はできない、と。(当然、カナダにもこういう客はいるらしい...)