誰か添削してよ

当社民事再生手続開始の申立てについてのお知らせ

当社は、平成6年1月の設立以来、東京城西・城南地区、横浜地区及び埼玉南部地区においていわゆるニューリッチ層を対象とする戸建分譲開発を事業の中核としつつ、マンション分譲事業や不動産賃貸事業を行うなど、順調にその業況を拡大してきました。
しかしながら、昨年夏以降、いわゆるサブプライムローン問題に端を発する金融市場の混乱や株式市況の悪化に伴う資金調達の困難化、史上空前の原油高による原材料価格の高騰などを背景として、企業を取り巻く経営環境は大きく悪化するところとなりました。さらに住宅市場においても、土地価格の上昇に伴う住宅価格の上昇に対して消費者の住宅購買意欲が減退してきたことや、改正建築基準法の施行による建築確認申請手続の停滞によって事業化が遅れがちとなったことなどにより、住宅の販売活動は徐々に苦戦を強いられてきました。とりわけ、当社の主要顧客層であるニューリッチ層についていえば、株式市況のさらなる悪化に伴う金融資産の目減り等によってその購買意欲がさらに減退し、当社の販売活動はより一層の苦戦を強いられることとなりました。
このような環境のもと、当社は、販売価格の見直しや棚卸資産の早期処分を行うとともに、収益性の高い棚卸資産への入替えを促進するなど、逆風のなかでその事業の立て直しを図ってきました。
しかしながら、当社は、今期に入り、不動産市況の悪化に伴って金融機関からの新規借入れや借換えがより一層困難となったうえ、住宅販売の停滞にも回復の目処は立たず、さらには、販売停滞に伴う金利負担の増加や値引き販売による利益率の低下などによって、その資金繰りに窮するようになりました。平成20年6月以降は、これらの複合要因に加えて、当社と同種事業を営む住宅・マンション供給業者が立て続けに破綻したことなどにより当社の事業を巡る経営環境は更に厳しいものとなり、当社の資金繰りも急激に悪化するところとなって、今月末の決済資金の調達の目処がたたず支払不能のおそれが生じたため、やむを得ず、民事再生手続開始の申立てに至った次第です。

添削

「市場の悪化を見抜けぬまま、多大な借入金に依存した経営を続けたため資金繰りがつかず、民事再生手続き開始の申し立てに至った次第です。」