戦略・戦術・目先対応
つば九郎さんのコメント経由、[XDev]「COBOLは現役バリバリ」,東京海上日動がシステム全面再構築でCOBOLを選んだワケ
5つのロジックと10の命令文で当社は30年間システムを保守できているからだ。
- すばらしい...
- ウシと鋤だけで300年農業やってきたから、トラクターもコンバインもいらねーだ、みたいな。
30年システムに携わっているが,COBOLは規格として長期間安定し,ビジネスロジックの書きやすさにおいては右に出る言語はない
- そりゃCOBOLしか書けない人はそう言うだろうね。
- 自分なら「mutual stateなCOBOLほど、テストコードを書きにくい(あるいは書くのが不可能な)言語はない」と言うね。
- ロジックの書きやすさだけで語るのは片手落ち。
システムは開発して終わりではない,いかにそれを高い効率と信頼性を保って保守していくかが欠かせない
- ならば当然テストは自動化されるべきだ。
- 講演でそのあたりの説明はあったのかな?
- まさか21世紀に再構築して、テスト自動化してないってことはないよな?
システムトラブルの原因を“COBOLを使っているからだ”などと話す人や“COBOLは化石”などと話している人を見ると,ビジネスに携わる技術者として見識を疑う。COBOLの将来はまだまだ明るい
戦略・戦術・目先対応
確かにCOBOLは枯れている。もはや新機能が追加されることもないだろう。
でも、新たに生まれて普及する言語・処理系というのは、やはり支持される理由があるわけだ。そして、そういう言語・処理系は利用者の声を吸上げてどんどん成長していく。なので、経営者や管理者からすると困った存在に見えるかもしれない。開発者に必要なスキルは刻々と変わっていくし、当然のことながら原価も変わってくる。
だからといって、枯れて変化がないCOBOLにしがみつく、というのは戦略・戦術としては最低だろう。ただの目先対応でしかない。
むしろ、この手の言語・処理系はどんどん変化していくという前提で、人員配置や教育を計画的に行っていくことが大事なのではないかな。
標準化クソ食らえ。