フィーチャで考えると見えてなかったものが見えてくる

その1

最近Agileに切り替えたとあるプロジェクトのリーダーは、こんな事を語ってくれた。

  • 以前は進捗会議の話題が「納期」や「予算」に話が偏る傾向があった。
  • 切替後は、開発されたフィーチャやこれから着手するフィーチャについて議論されるようになった。

→いかに中身を見ないでお金や納期の話をしていたか、ということが浮き彫りになった。

その2

Agile採用を検討しているプロジェクトのリーダー曰く:

  • フィーチャで考えるのは難しい。
  • ユーザがどんなフィーチャを欲しがっているのか、意外にわかってない。

→フィーチャで考えるという事は、受入れテストの必要条件を考えているのに等しい。そこを曖昧にしたまま包括的に記述してしまう従来型の要求定義だと、受入れテスト〜納品の段階で非常にややこしいことになる。フィーチャで考えるのは大変だが、プロジェクト最終段階でのゴタゴタを前取りしていると思った方が良い。