量的緩和(QE)の背景と効果
Clive Corcoran: Quantitative Easing and the Disappearance of Income
- 上記記事はClive Corcoran氏による、量的緩和(QE)政策の背景分析。
- そもそもは米国債やモーゲージ債を長期保有していた投資家達が、それらの資産を売りに出してきたらしい、という問題がある。
- 長期保有により毎月一定の収入が確保されているのに、一時的な現金欲しさに資産を売りに出すということは、年金運用団体などが資金不足になっているのではないか、と。
- また、海外勢による米国債やモーゲージ債の買い取りも低調。
- 結果、米国債の価格は低下(利回りは上昇)してきた。
- これでは住宅ローン金利も上昇し、住宅市場回復は遠のいてしまう。
- だからこそこのタイミングでFedは国債やモーゲージ債を買い取ることで長期金利を抑えたいのではないか、ということ。
- ただし、おまけもある。
If buyers are tempted back into the property market by the rigged mortgage rates on offer we will only be back into a new default cycle as these buyers will once again have been seduced into buying homes that, in the fullness of time, they really could not afford.