景気が回復しているとは思えない現象

自分が住んでいるアパートは、交通の便が良い割には価格が安いということもあり、ネットバブル崩壊直後は別にして、空き部屋が発生してもすぐに埋まるというのが常だった。

が、今は空室率が20-25%。

もっと注目したいのは、駐車場の空き具合。以前は、一家で二台以上の車を保有するのが普通だったので、屋外駐車場は夜になれば常に満車に近かった。

今は夜でも相当空きがある。空室率25%と考えても、ここまで空くとは思えない。つまり、アパートを出て行かなかった世帯でも、車の保有を一台に減らしているところが多い、と考えるのが自然だろう。

CNBCなどを見ていると、Fordの株価が上がっているのは車の買い替え需要が期待されるから、なんて理屈がついている。実際は、買い替えどころじゃなく、処分されているだけではかろうか。