希望と現実

昨日はS&P500指数が920で終えた。

P/E 期待成長率
10 48%
11 35%
12 23%
13 14%
14 5%
15 -1%

→P/E 10で48%成長ってのも、P/E 15でマイナス成長期待ってのもあり得ないよね。

本日はS&P500指数が907で引けた。

P/E 期待成長率
10 46%
11 33%
12 21%
13 12%
14 3%
15 -4%

→P/E 10で46%成長ってのも、P/E 15で4%減益期待ってのも考えにくい。

  • 要は今の株価はちょっと高すぎるのではないか、と。
  • 期待が高すぎる、ともいえる。

希望と現実

  • 米国の景気底入れ期待が高まっているそうだけど、現実は厳しい。
  • 国債持ってれば毎年3.3%確実に増えていくのに、下落リスクを抱えた株を高値で掴む必要はない。
  • その下落リスク分、「値引いて」売ってくれという圧力がかかり出す。
  • それは結局P/Eを下げることにつながる。
  • つまりは株価下落圧力。
  • 国債価格下落は、住宅ローン金利上昇にもつながる。
  • 住宅市場回復が遅れれば、景気回復も遅れる。
  • つまりは株価下落圧力。

  • 今日一日だと...

  • 長期金利が上昇してくる以上、現実はこの表みたいな感じになるのではなかろうか...
筋書き 10年国債 P/E 成長率 S&P500
最悪 5% 10 -2% 610
やや悪 4.5% 11 -1% 649
普通 4% 12 0% 750
やや良 3.5% 13 1% 767
3% 14 2% 895
  • もちろん、市場はおかまいなしに動くんだろうけど。

The market can stay irrational longer than you can stay solvent.
(John Maynard Keynes)