州政府発行IOUに関する質問と答

SFGate: State IOUs Q&A

  • 問: IOUって何よ?
    • 答: 通常、州政府は「Regular Warrants」なるもので各種料金を支払う。これは小切手同様、直ちに換金できる。
    • これに対し、IOUは「10月1日以降」しか換金できない。もちろん、10月1日に州政府がお金をもっていれば、の話だが...
    • なお、IOUには利息がつく。利息は非課税。
  • IOUはどんな外見なの?
    • 外見は州政府発行の小切手と似ているが、濃い緑色の用紙に発行日と満期日、および「Registered」という単語が印刷されている。
  • カリフォルニア州がIOUを発行するのは初めて?
    • 実は1992年7月と8月にも発行している。当時の知事はPete Wilsonで発行額は40億ドル。この2月にも州はIOU発行を検討したが、現金支払いを30日遅らせる事でしのいだ。
  • 州はなんでもかんでもIOUで払うの?
    • いいえ。州憲法、連邦法、および裁判所の決定によりIOUが使えない場合がある。学校への支払いや債権保有者への支払いはこれらの一例。
    • 1992年にIOUで支払いを受けた州職員もIOU支払い対象から除外される。これは裁判所がIOUによる支払いを違法と判断したため。
    • 州予算が修正されない限り、7月は30億ドルのIOU支払いが発生。現金払いは110億ドル。
  • 問: じゃ、だれがIOUをもらうの?
  • 失業保険はどうなるの?
    • 失業保険は今回の予算とは別枠なので支給は継続される。
  • 10月1日前にIOUを換金できるか?
    • 州は換金に応じない。ただし、IOUは譲渡可能なので、現金のようにして使う事はできる。
    • 1992年の場合、各銀行が換金に応じた。が、これは最初の一ヶ月だけで、以後は換金に応じなくなった。5%の利息では対応するだけ無駄と思ったようだ。
    • 今回、Bank of AmericaおよびWells Fargoの両行とも対応を決めていない。
    • California Bankers Associationも、換金に応じるかどうかを決めかねている模様。
  • IOUを州税納付に使えるの?
    • 所得税法人税の納付には使えます。
    • 売上税(日本でいう消費税)納付については「検討中」らしい。
    • 郡レベルでの不動産税についても検討中。
  • IOU発行はいつまで続くの?

さらなる情報はこちら。→http://www.sco.ca.gov/5935.html