Unintended Consequences
- Calculated RiskやMr. Mortgageが前から指摘していた話。
- 政府や金融機関は様々な手を使ってForeclosureを防ごうとする。→住宅供給減少
- 一方で政府は初回購入者への支援などを通じて、需要を喚起する。→住宅需要増大
- 需要と供給の関係で、低価格帯から住宅価格は持ち直す→これが本来の目的。
- 一方で...
- 住宅価格が下がった所で、賃貸用に購入する投資家も増えてくる。
- そして、初回購入者層のほとんどは賃貸からの移転。
- 結果として、賃貸物件が供給過剰になる。
- 賃貸が供給過剰になれば、競争原理が働いて家賃が下がる。
- 賃貸家賃が下がれば、周辺の住宅にも価格下落圧力がかかる。
- そして、Mr. Mortgageは政府主導の「HAMP(Home Affordable Modification Program)」がうまくいっても、Foreclosureの勢いは今の倍増になると予測。→Link *1
- 住宅市場はまだまだ荒れそう。
*1:HAMPが失敗したら、金融機関は3兆ドル規模の損失確定、とも言ってる