うつ病増加は、米製薬業界の陰謀？

米国で唯一まともな報道を流すと評判のお笑いニュース番組The Daily Show。その1月27日放送で、Ethan Watters氏が取り上げられていた。「Crazy Like Us: The Globalization of the American Psyche」という本を書いた人。

Watters氏は「米国製薬業界は自社製品拡販のため、『心の病気の概念』も各国に輸出した。日本はその最大の対象であり、成功した市場でもある。日本の抗うつ剤市場は数十億ドル規模。」と述べている。

Crazy Like Us: The Globalization of the American Psyche

おもしろそう。邦訳版出版が待たれるところ。

追記

• iPhone版Kindleで立ち読みしてみたよ。
• 「心の病」はその国・地域の文化で異なるはずなのに、アメリカは自国の診断・治療方法を他国に押し付けている、というのが作者の第一の主張。
• それによる問題点を分析するために、香港、日本、ザンジバル、そして2004年津波によるPTSD事例(タイ、スリランカ、インドネシア)を取り上げている。
• 後は金払って読むかな...