景気対策・財政再建・中間選挙
WaPo: Obama pleads for $50 billion in state, local aid
- だが、米国大統領は法律を決める権限はない。
- 大統領の依頼を受けて議会が議論し、「これでどうでしょう」と法案を提出。
- 大統領が納得すれば法案に署名、だめなら拒否権行使。
- その500億ドル案だが、そう簡単には通らないのでは? というのがWaPoの分析。
- 当然、共和党はこれまでの大統領の一連の政策を批判している。
- 特に、財政拡大による景気刺激策は論点となっている。財政赤字が膨れ上がったのに、景気は良くなってないじゃないか、と。
- その上に、500億ドルの追加案である。
- 大統領側は「教師、警察、消防の大量解雇を回避するためには500億ドルは必須」と反論している。
- だが、この秋は中間選挙なのである。
- 巨額の財政赤字を共和党が批判すればするほど、民主陣営もさらなる財政拡大には消極的になる。
- 共和党側の強硬な反対を押し切って、医療制度改革や温暖化対策の法案を通したツケが回ってきている状態。
- 大統領側は事態の打開のために、不要不急なプロジェクトや予算を削る提案もしている。
- だが、この提案も共和党側に言わせると「一貫性がない」という批判対象となってしまう。
- と批判している共和党の代案にしても、「向こう10年で財政赤字を550億ドル減らす」というものなんだけどね。
- この国の財政赤字は累積で13兆億ドルなのに...
累積赤字を解消するには、財政を黒字転換する必要があると思うのだが... 共和党は向こう10年は、累積赤字拡大でいいよね、と言ってるわけで。まあ、まともに返す気力はないんだろうね。