政治の優先度とは?

サンフランシスコとベイブリッジを挟んで反対側のオークランド市が揺れている。市の予算確保のために、警察官のレイオフを実施するからだ。だが、その警察官を増やしたのは他ならぬオークランド市。それも2008年5月のことだ。

Berkeley Daily: Undercurrents: More Thoughts on Staffing of Oakland Police Department

  • J. Douglas Allen-Taylor氏による論説記事。
  • 2008年5月29日付。
  • Safe Streets And Neighborhoods Act of 2008、という法案が議論されていた頃。
  • オークランド市の治安を良くするために、警察官を272人増強し、1072人にしよう、という案。
  • もちろん一気に増やすという計画ではなかったが、それくらい同紙の治安は問題を抱えていた、ということ。

SFGate: Oakland police force at record 837 officers

  • 2008年11月15日。
  • 警察学校を終えた新人が38人配属され、オークランド市警は837人体制に。過去最大規模。

SFGate: Oakland votes to lay off 80 police officers

  • 2010年6月25日記事。
  • オークランド市は3000万ドルの予算不足を埋めるために、80人の警官首切りを可決。
  • まだ土日に、市幹部対警察労組の交渉が残っている。年金削減などに警察側が応じれば、人員削減は先送りされるかもしれない。

何が優先されるべきなのだろう?

  • 市の治安なのか?
  • 警官の年金なのか?
  • それともまったく議論にあがってない、市職員(それも多階層に存在するらしい中間管理職)の整理削減なのか?

→もちろん、警察の年金は今のままでは維持不能だろう。だが、予算全体からすればそれすらも雀の涙みたいなもの。こういう枝葉の議論を持ち上げておいて、自分に火の粉がかかってこないように傍観している大量の市管理職に手を付けることこそ最優先されるべきなのに。これは日本の「仕分け議論」にも通じるものがあるのでは。