クルーグマンに習う「やり手コンサルタント」のあり方

クルーグマン御大が何かに憑依されたように「再度量的緩和しないと恐慌だよ〜ん。量的緩和2.0やろうよ〜ん。」と叫びまくっている今日この頃であるが、ちょっと考えてみよう。

  1. もし量的緩和2.0がうまくいって景気回復したら...「ね、ノーベル経済学賞の俺の言うことにまちがいないでしょ」と言える。
  2. もし量的緩和2.0をしてもやはり景気回復しなかったら...「量的緩和が足りなかったんだ。俺はあれほど言ったのにみんなひよりやがって」と言える。
  3. もし量的緩和2.0せず、このままずるずると長期低迷したら...「俺の言うことを聞かなかったからだ。」と言える。

→これはいわゆる「やり手コンサルタント」にありがちな振る舞い。完全実施を躊躇するような提言にこだわるのが大切。コンサルタント志望の学生さんはよく覚えておこう。