Tesla叩かれてますが...

今でこそWebで注文した生鮮食料品が家に届けられるという商売は珍しくはなくなったが、ネットバブル華やかな頃のWebVanは色々な意味で注目を集めた。その事業モデルは「ドットコムが社名に付けば金が集まるからあとはなんとかする」としか思えないもので、大方の予想通りネットバブル崩壊後の2001年にあっさりと破綻する。

本社は私の勤務先から程近い場所にあり、その建物は今でも自分の机から見ることができる。破綻後の同社資産競売に冷やかしで参加したが、事務機器にしても調度類にしても金かけまくりで、儲けようとする意識は微塵もなかったのではないか、と思えた。

The Street: Why Tesla Is the Next Webvan(なぜTeslaは今日のWebVanなのか?)

またまた出たTeslaへの批判記事。今回は「なぜTeslaがWebVanの二の舞になるのか」が書かれている。要点は

  • 経営層に自動車業界を熟知した経験豊富な人がいない。
  • CEOがころころ変わる。今のMusk氏はこの3年で4人目。
  • CEOがメディアに出すぎ。
  • 現行Roadsterがまもなく生産終了するので、収入源が次期Sモデルしかない。それもいつできるかわかってない。
  • Teslaは車体を含めた自動車の生産経験がない。Roadsterの車体はロータス製。
  • 赤字垂れ流しで、儲けられることを証明できていない。
  • Musk氏は他社との掛け持ちCEO。NASDAQ上場企業としては許されるものではない。
  • 特に能力がない弟を経営陣に入れているのはおかしい。

ということで、この記事を読んだ感想は 「WebVanに失礼だろこの題名は」 でした。