アメリカにも存在するマルクス・トロツキー主義者

カリフォルニア州は予算案が決まらないまま新年度に突入して二ヶ月以上経過している。州職員の無休休暇(Furlough)や、最低賃金での給与支給などでしのいではいるが、基本的には圧倒的に歳入不足。しかも増税住民投票で拒否されているから歳出削減しか手はない。それも福祉関係はばっさりと切られている。

サンフランシスコと湾を挟んだ向かい側にあるオークランド市もこの影響をもろに受けており、低所得者向けの公営保育園(Child Care Center)7箇所の閉鎖が決まっている。うち5ヵ所は活動資金をなんとか確保し年末まで閉鎖は延期されたが、2ヶ所は8月末で閉鎖された。

その閉鎖された保育園を占有しようとした団体が、オークランド警察に排除されたというニュース。

Marxist Cult Tries to Occupy Oakland Child Care Centers

占有を試みたのはBy Any Means Necessaryという団体。これはデトロイトに拠点を置くRevolutionary Workers League(革命的労働者同盟)の下部組織で、マルクストロツキー主義集団。要は極左組織だ。

最近、サラ・ペイリンやその取巻きのキリスト教保守系の活動が注目されているが、都市部貧困層にはどっこい生きてた共産主義者達が触手を伸ばしていた、と。よくわからん国である。