昭和の名残

例の岡崎図書館事件以後、まったりと追っかけている#Librahackだが、今日も面白いねたが出て来た。

→中野区の図書館システムにおけるテスト報告書。中身をみればわかるけど、「ああ、昭和を思い出すねぇ」という感じに懐かしさが先にでてくる。

詳しくは元の資料を参照のこと。どうやら受入テスト相当の内容と思われるが、

  • テスト担当が何か作業して
  • 問題なければOKでしたと書き込み。
  • 問題があったら、だめですた、と書き込んで対策を実施。で、「今度はOKですた」と記入して次の項目へ。

なんか懐かしいよね

こういう検査をしている現場がまだあるということにびっくり。全部で350項目ほどあるようだが、環境設定〜テスト準備〜テスト実施〜結果記録、という作業を一件あたり10分としても3500分。ざっと60時間。テスト結果一覧にある記入が日付だとすれば、確かに一週間かかっている。筆跡からすると一人でやってるようだし、まあそんなものか。

不具合は何件かあったようだけど、「その場で修正し、テストが通ることを確認」ということになっている。おそらく軽微であり、他への影響はないと判断したのだろうけど、仮に影響が広範囲に及ぶような修正があったらいったいこの人達はどうしたのだろうか。連結テストあるいは単体テストまで戻れ、と言ったのだろうか。でも、受入テストですら全部やり直してはいないのだから、おそらくは前工程への戻りはなかったろうと思われる。

ああ、やっぱり昭和の香りだなこれは。