景気回復を待てない現実
オレゴンは年明けからガソリン税を上げてくる。ガロンあたり24セントから30セントに。テレビのニュースでは連邦税でガロンあたり15セント増税を検討中、という話題が流れてきた。
ここシリコンバレー西側では、ガソリン価格が今月に入って上昇加速。自分の通勤路上だとレギュラー$3.19が最安値で、そこには待っている車が行列を作る状態。この価格帯になると「1セントでも安く」という心理が働くことを示唆している現象であろう。
そこで州レベル・連邦レベルの往復ビンタでガソリン税を上げてきたらどうなるか? それも15セントとか20セントとかの大幅な値上げ。景気の腰を折る原因になるのは確実。でも、州も政府もこれ以上の財政赤字は容認できないというのが本音なのだろう。
聞く耳を持たない老人達
SFGate: UC's execs tone deaf on pension request
→UC学費値上げと抗議行動、のその後。
カリフォルニア大学のトップ理事36人が、学生には32%もの学費値上げ、現役職員には年金基金積み増しを押し付けつつ、自分たちは年金を満額でもらえるように要求しつつある、というお話。公務員の年金は上限$245,000、という連邦規定があるそうだが、これを押しのけて現役時代の年収の75%を確保しようとしているのである。年収40万ドルの理事なら、毎年30万ドルの年金。裏では政治家使いまくりなのだろう。
だが一流大学の理事たちが「年金満額支給マダー?」とテーブルを叩いて怒鳴っている様子はかっこ良いものでもない。やる気ある学生や若手教職員達は、もっと条件の良い学府に向かうことであろう。
芸能人の債務問題(2)
次はJeniffer Lopez夫妻の負債。
HuffPost: Marc Anthony Hit With $3.4 Million Tax Lien: Report
→ニューヨーク州に保有する不動産の未納税に対して、340万ドル分の抵当権を設定されてしまった。
今回のは二度目で、4年前にも250万ドル分の未納税が発生している。こちらも未だに払っていない。
金持ちの減税もいいけど、未納者に対してはきっちりとした態度でのぞんで欲しいぞ。