Los Altosダウンタウンにコルベット集合

Alto Velo A Rideを途中で引き返し、Los Altosダウンタウンに戻る。お目当てはコルベットの展示会。






自分と同じ歳の1963年式コルベット、欲しいなぁ。

近藤さんが「Los Altosのダウンタウンには活気がない」と日記のコメントに書いていたけど、どこの町のダウンタウンも「どうやって活気を取り戻すか」に知恵を絞っているのがアメリカの現実。

敵は郊外の大型ショッピングモール。ショッピングモールは車で乗り付ければ、一箇所でほぼなんでも揃うし、値段もそこそこ。一旦中に入れば雨風に悩まされることもない。広いから在庫もたくさん持てる。大量仕入れできる大型店は安い。駐車場は巨大だからどんどん人を呼び込める。

同じ土俵でショッピングモールと戦っても勝目はないので、ダウンタウンの商店街は「街の個性」で勝負する。それが「閑静さ」や「美観」という街もあるだろうし、「観光客」というところもあろう。

Los Altosの場合は「きれいで落ち着いた街並み」を目指している傾向が見られる。今日のコルベット展示会のような50〜60歳代を意識した催事が多いし、若者向けの店は少数派である。さらに、建物の一階では対面型の商売をしなければならないとか、営業許可証(Business License)の更新費用が高いとか、家賃が高いとかの事情があって、店子の入居率が落ちているのも事実。 ちょっと寂れた感じがするのは、そういう背景があるからじゃないかな。でもここで妥協して、家賃を下げるとか、街の雰囲気に合わない店を呼び込むとかすると、Los Altosらしさがなくなるのも事実。

コメディアンのChris Rockが「アメリカのどこにいってもショッピングモールは同じ」と言ってたけど*1、Los AltosダウンタウンはLos Altosにしかない。良くも悪くも個性なのだ。

*1:厳密には「白人専用モール」と「かつて白人が行ったモール」の二種類